2014/10/05

巡り巡って、久しぶりに仕事でVMwareサーバを構築。
業務系というか開発系に使うので、バックアップが必須。
ということで、

gettoVCBを真剣に使うことに...
VM Exprolerも結構に良いのですが、単体で動作してくれるので
今回は gettoVCBで行きますね...

gettoVCBの一番の問題点は、既にスナップショットがあるVMはバックアップできない!
という点ですが、これは実は既に問題解決しています。
昔とか一度使ったことがある人は、できないと思い込んでいるかもしれません。

できます!

ひとまず利用手順

1.最新のgettoVCBの入手をします。
  ESXi5.5(最新版)までの動作は問題ありません。
  
   https://github.com/lamw/ghettoVCB

  にアクセスして、右側下側にある  Download.zip というリンクがあるのでここから
  ダウンロードします。

2.ghettoVCB-master.zip というファイルがダウンロードできますから、解凍します。

3.ESXi5.xのSSHを有効にします。
  コンソールでSSHを有効にし忘れてしまった人は、VmwareClientからもできます。
  (1)VmwareClientから、esxサーバをホスト及びクラスタから選んで
  (2)構成タブ→ソフトウェア→セキュリティ・プロファイルを選択
  (3)セキュリティプロファイル(一番上)のプロパティを押す
  (4)SSHというラベルをクリックして、画面右下のオプションボタンを押す
  (5)あとは、サービスを起動して実行中にしてください。

4.色々と面倒なので、WinSCP+Puttyが楽ちんです。
  WinSCPとPuttyをひとまずデフォでインストールしておきます。
  
5.Winscpを起動
  SSHで、ESXサーバと接続
  右側のペインから
  vmfs→volumes→ESXで実装されているHDD(バックアップ元)を選んで
  2で解凍したファイル類を転送。
  
6.WinscpからPuttyを起動して、コンソールを表示

7.vi で 先ほど転送したファイルの gettoVCB.confを開く

8.その前にバックアップ用のデータストアを準備しないといけない。
  一番楽なのは、FreeNAS9を設定するのが良いかもしれない。
  32bit版ならば、メモリもそんなにいらないしCPUもいらない(64bit版は最低4GBのメモリ)
  NASで(iSCSIの事例が多いですが、NASでも速度はそんなに変わらない)環境を作って
  VmwareClientから、NASをマウントすれば、バックアップストアのできあがり。

9.先ほどのconf ですが、
  VM_BACKUP_VOLUME=/vmfs/volumes/dlgCore-NFS-bigboi.VM-b 
      ackups/WILLIAM_BACKUPS
  DISK_BACKUP_FORMAT=thin
  VM_BACKUP_ROTATION_COUNT=3
  POWER_VM_DOWN_BEFORE_BACKUP=0
  ENABLE_HARD_POWER_OFF=0
  ITER_TO_WAIT_SHUTDOWN=3
  POWER_DOWN_TIMEOUT=5
  ENABLE_COMPRESSION=0
  VM_SNAPSHOT_MEMORY=0
  VM_SNAPSHOT_QUIESCE=0
  ALLOW_VMS_WITH_SNAPSHOTS_TO_BE_BACKEDUP=1
  ENABLE_NON_PERSISTENT_NFS=0
  UNMOUNT_NFS=0
  NFS_SERVER=172.30.0.195
  NFS_VERSION=nfs
  NFS_MOUNT=/nfsshare
  NFS_LOCAL_NAME=nfs_storage_backup
  NFS_VM_BACKUP_DIR=mybackups
  SNAPSHOT_TIMEOUT=15
  EMAIL_LOG=0
  EMAIL_SERVER=auroa.primp-industries.com
  EMAIL_SERVER_PORT=25
  EMAIL_DELAY_INTERVAL=1
  EMAIL_TO=auroa@primp-industries.com
  EMAIL_FROM=root@ghettoVCB
  WORKDIR_DEBUG=0
  VM_SHUTDOWN_ORDER=
  VM_STARTUP_ORDER=

大事なのは、
  1行目のバックアップ用ストアの指定
  11行目が重要で、1を立てることで、スナップショット実行済のVMもバックアップができます。
 
  あとは、ESXサーバ上の特定のサーバのバックアップを行いたいのであれば
  テキストファイルを1つ作成して(例えば、backup_list.txt を同じフォルダに作って
  サーバ名(VmwareClientのインベントリに表示している名前)を書いておく。
  全サーバを無条件にバックアップするならば、-a オプションが使えるので、ファイルは不要。

  ./gettoVCB.sh -a ./gettoVCB.conf  で全サーバのバックアップ

  ./gettoVCB.sh -f backup_list.txt ./gettoVCB.conf で指定ファイルだけをバックアップ

  あとは、cronに登録すれば、毎日とか自動的にオンラインでバックアップが取れます。

  restoreは色々と難しいことは考えないで

  (1)元ストアのVMをDiskファイル毎削除して、
  (2)バックアップストアの vmx ファイルをインベントリ登録
     この時、バックアップ元ファイルを消しておけば、同名にできます
  (3)インベントリの登録後に、移行で、ストアを元ストアにすれば完了ですね....



  

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